≪謎の時制 仮定法 Part3≫
これまでPart1,Part2で仮定法過去と仮定法過去完了の意味や表現、そしてその基本的なパターンを解説してきました。
今回Part3では仮定法を使った様々な表現を解説してみようと思います。中学では習わない表現もありますが、ちょっと先取りして予習してみましょう!
1.I wish+仮定法過去 (~ならいいのになあ。)
I wish I were rich.
〈私がお金持ちならいいのになあ〉
I wish I could take an ice show ticket.
(アイスショーのチケットを取ることができたらいいのになあ。)
2.I wish+仮定法過去完了 (~だったらいいのになあ。)
I wish I had had a car.
(車を持っていればなあ。)
I wish I could have been at the venue in Sochi.
(ソチの会場にいることができていたならなあ。)
- venue 会場
- as if+仮定法過去 (まるで~であるかのように・・・)
Kana speaks English as if it were her mother tongue.
(かなは、まるで英語が母語であるかのように話す。)
Daisuke looked as if he were a prince of light at the ice show.
(大輔は、アイスショーでまるで光の王子であるかのように見えた。)
4. as if+仮定法過去完了 (まるで~であったかのように・・・)
My mother talked as if she had seen everything.
(母は、まるですべてを見たかのように話した。)
Daisuke designed the interior of the apartment house as if he had majored in architecture at the university.
(大輔は、大学で建築学を専攻していたかのようにアパートメントハウスの内装をデザインした。)
- architecture 建築学 * major in ~ ~を専攻する。
5. If it were not for~ (もし~がないなら)
If it were not for the sun, creatures could not live at all.
(もし太陽がなかったなら、生き物は生きることはできないだろう。)
- creature 生き物
If it were not for that choreographer, the legend
program couldn’t be completed.
(もしあの振付師がいなければ、そのプログラムは完成されないだろう。)
- choreographer 振付師
6.If it had not been for~ (もし~がなかったなら)
If it had not been for the accident, I would have arrived at the station in time.
(もしあの事故がなかったなら、私は駅に間に合っていたのになあ。)
If it had not been for the cheers of his fans, Daisuke couldn’t have done his best so far.
(もしフアンの声援がなかったら、大輔はここまで頑張れなかっただろう。)
ここまでいろいろな仮定法の表現についてまとめてみましたが、いかがでしょうか?