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≪謎の時制 仮定法 Part 2≫

前回は仮定法の仮定法過去について解説しました。

今回は仮定法過去完了についてまとめてみます。

 

1 仮定法過去の復習

If I knew her phone number, I would call her.

(もし私が彼女の電話番号を知っているなら、彼女に電話するのにな。)

事実ではないことや現実にはありえそうもないことを表現する時に、時制をひとつ過去にずらすことによって心理的に距離をとっているというのがミソでしたね。

では過去の事実に反することやありえそうもないことを表現する時にはどうでしょうか・・・。

 

2仮定法過去完了を用いた文

If I had caught the train, I would have been in time for the meeting.

(もし私がその列車に乗れていたなら、会議に間に合っていただろう。)

でも実際は・・・

I didn’t catch the train, so I wasn’t in time for the meeting.

(私はその列車に乗らなかったので、会議に間に合わなかった。)

こちらもアンダーラインの動詞の時制に注目です!

過去の話をしているのですが、動詞が過去完了形になっています。過去完了形(大過去)は過去のある時点より前の動作や出来事を表す時に使います。

〈比較〉

  • 現在完了形

have (has)+動詞の過去分詞

* 過去完了形

had+動詞の過去分詞

つまり、現在の事実とは違うこと→過去形、過去の事実とは違うこと→過去完了形の形で表すのです。言い換えれば、とにかく時制をひとつ過去に戻せばO.K.ということです。

 

3『If 主語(S)+had+動詞の過去分詞

主語(S)+would/could/might+have+動詞の過去分詞(V

これが仮定法過去完了の基本的な形になります。

動詞の部分に注意してください。

 

もうひとつ例文を挙げてみましょう。もちろんフィギュアスケートねたで!

 

If he had not met his coach, Ms. Nagamitu, Daisuke would not have got a medal at the Olympic games in Vancouver.

(もし大輔が長光コーチに出会っていなかったなら、バンクーバーオリンピックでメダルを取ることはなかっただろう。)

でも実際は・・・

Daisuke met his coach, Ms. Nagamitu, so he got a medal at the Olympic games in Vancouver.

(大輔は長光コーチに出会ったので、バンクーバーオリンピックでメダルを取った。)

長光コーチは大輔さんにとってコーチであり恩師であり、そして二人目の母とも言える存在でした。二人三脚で栄光を掴んだのです。

 

Part1の仮定法過去に続いて、Part2では仮定法過去完了について解説しました。

仮定法の意味や仮定法過去と仮定法過去完了の違いは理解していただけたでしょうか?

Part3では仮定法を使ったいろいろな表現をまとめてみます!

 

part1をご覧になりたい方はこちらから

 

part3をご覧になりたい方はこちらから

 

 

 

By u­-ha

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