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≪謎の時制 仮定法 Part 1≫

今年度から中学3年生で、仮定法を学ぶことになりました。

これまでは高校で学習していた文法です。

時制(=現在・過去・未来というような時を表すために動詞の形を変えること)が少し複雑なので注意が必要です。

そこで今回はその仮定法について解説してみます。

 

1 直説法と仮定法の違い

事実を述べる表現 ・・・直説法

事実ではない想像や仮定を述べる表現・・・仮定法

とりあえず例文を見てみましょう。

 

2 仮定法過去を用いた文

If I had a car, I could drive to the sea.

(もし私が車を持っているのなら、海までドライブできるのになあ。)

でも実際は・・・

I don’t have a car, so I cannot drive to the sea.

(私は車を持っていないので、海までドライブできない。)

アンダーラインの動詞の時制に注目しましょう!

 

3 なぜ時制がずれるのでしょうか?

そもそも仮定法というのは、事実ではないことや現実にはありえそうもないことを表現するものです。

事実とはほど遠い願望を、こうであれば良いのに、良かったのに、という形で述べるので事実や現実とは遠く離れているのです。そこでその距離感を、時制をひとつずらすことで表現しているのです!

ここが少しややこしいところですよね。

 

4 『 If 主語+動詞の過去形、主語+would/could/might+動詞の原形 』

これが仮定法過去形の基本的な形になります。動詞の部分に注意してください。

もうひとつ例文を挙げてみます。大好きなフィギュアスケートねたでどうぞ!

If I were Daisuke, I could take artistic steps like that.

(もしぼくが大輔なら、あのように芸術的なステップが踏めるのに…。)

でも実際は…

I am not Daisuke, so I cannot take artistic steps like that.

(ぼくは大輔ではないので、あのような芸術的なステップは踏めない。)

高橋大輔さんはアイスダンスへ転向後、ますますキレッキレッの神ステップを魅せてくれています!

ちなみに仮定法では人称に関係なくbe動詞はwereになります。

If I were~

If you were~

If he were~

 

さて、いかがでしょうか?

仮定法の時制の謎を理解していただけたでしょうか?

Part 1はここまでになります。Part 2では仮定法過去完了形について解説したいと思います。

 

part2をご覧になりたい方はこちらから

 

 

By u-ha

 

 

 

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