読書感想文をもっと簡単に書く方法
今年の夏休みは、新型コロナウイルスの影響で、非常に短くなってしまいました。
しかし、そういった中でも、宿題はしっかりと出ているようですね。
特に残しておくと大変なのが、読書感想文ではないでしょうか。
そこで今回は、読書感想文を、いつもの年よりも簡単に書く方法をお知らせしたいと思います。
1、取り上げる部分を決める
読書感想文が苦手な人に多いのですが、一冊丸ごと使わなければならないと思っていませんか。文章の量にもよりますが、最初から最後までまんべんなく扱おうとすると、非常に大変です。また、肝心の「感想」が分散してしまい、内容をまとめることが難しくなってしまいます。
そのため、文章全体の中で、自分が取り上げたいところを決めてしまうと、まとめることも非常に楽になりますし、「感想」がしっかりと伝わる文章になります。
何より、本を読む時間が足りない場合、読む部分が少なくて済みます。
2、人物と場面の紹介を作る
これは上手に文字数を稼ぐためのテクニックでもあります。先に述べたように、取り上げる部分を限定していますので、どういう場面を切り取ったのかを簡潔にまとめると、感想文を読んだ人にも、内容が伝わりやすくなります。この時、だらだらと設定を書くのではなく、簡潔にまとめることができると、文章が締まります。
3、関連するエピソードトークを入れる
一番書きやすい方法は、自分の体験に置き換えることです。似たような体験があると、感情移入がしやすくなりますし、登場人物と比較することで、話を展開しやすくなります。また、一度置き換えることで、話をかみ砕くことにもなり、理解が深まる分、まとめへ持っていきやすくなります。
4、まとめる
「そのまとめが難しいです。」と言われそうですが、いくつかの例を挙げてみましょう。
①自分の生活にフィードバックさせる
これは、3のエピソードトークから持っていきやすい方法です。自分の生活に置き換えていますので、話の中から読み取ったことを実生活につなげるように持っていく書き方です。「友情」や「努力」といったテーマだと書きやすいかもしれません。
②その後の展開に含みを持たせる
この書き方は、ちょっと難しいのですが、感想文を読む人に対しては、非常に効果的な方法です。一部分を切り取っているので、その部分の感想は書き終わっています。しかし、物語には続きがあるので、今後の登場人物の周りで起こる出来事や行動を予告するような形で締めます。
例としては、「この後、〇〇の話は続きます。こんな魅力的な主人公が、どんなことに巻き込まれるのか非常に楽しみでもあり、面倒なことに巻き込まれるのではないかと、少しドキドキもします。」というような締め方です。感想文を読んだ人に「読んでみたい」と思わせることができれば、大成功です。
③その他
まとめ方には決まりがありません。そもそも、その前の部分までで「感想」は述べていますから、読書感想文としては、条件を満たしています。ですから、乱暴かもしれませんが、「以上が私の感想です。」でも構わないと思います。
ただ、せっかく書いた感想文なので、きれいにまとめたいですよね。ポイントは、②にも書いたのですが、感想文を読んだ人が、「読んでみたい」と思えるかどうかです。そこに視点を持ってくると、面白いまとめが書けるかもしれません。
以上、読書感想文の書き方について述べてみました。
まだ宿題の感想文を書いていない人は参考にしてみてください。