自学ノートの取り組み
いわき市内の多くの小学校・中学校で主に宿題として課されている「自学ノート」。
正式名称で自主学習ノートと呼ばれるくらいなので、使い方はさまざまだと思います。
皆さんは自学ノートで演習するにあたり、どのような目標・目的を持って取り組んでいますか?
KATEKYOでも、自学ノートを非常に効率よく活用してくれている生徒がいます。
学校の成績も常にトップクラスです。今日はその生徒たちが、普段どのように自学ノートを活用しているかご紹介していきたいと思います。
①決められたページ数を重視するのではなく、内容を重視するべし
中学校によってページ数や書き方のルールはさまざまです。
しかし、決められたページをノルマとして取り組んだ場合、効果はどうでしょうか。
ノルマとして考えてしまうと、早く終わらせたい気持ちが先行してしまい、自分が理解している強化や分野・単元を選択しがちです。しかしこれでは、知識の幅は広がりません。
ある生徒に自学ノートにどんな内容をいつも勉強しているかを尋ねると、「決められたページ数を意識するのではなく、自分が苦手だ・復習したいと感じている単元を理解するまで繰り返し復習します。また1ページごとに教科を決めるのではなく、自分の理解度に併せて同じページでも複数教科を勉強します。」と話してくれています。
②ワーク等を繰り返し行い、演習メインのノートに行うべし
どうしてもやってしまいがちなのは、手っ取り早く終わらせるために問題文を写してしまう事です。必ずしも間違っているとは言い切れませんが、1ページあたりの演習量は減ってしまいます。
特に暗記分野で大事な事はインプットとアウトプットを繰り返すこと、つまり暗記と演習を繰り返すことです。
ワークの演習をメインに自学ノートに取り組んでいる生徒にいつも気を付けている事について聞きました。「ワークなどを解いて間違える度に、問題にチェックをつけます。つまりチェックがたくさん付いている問題が、自分の苦手とする問題です。そうすれば、テスト直前に特に見直しすべき問題が明確になります。」
彼らの工夫は、まだまだたくさんあります。皆さんも是非真似してみたい所や参考になった所が多数あったと思います。早速取り入れてみては、いかがでしょうか。
福島県家庭教師協会 いわき事務局 専属教師 武田