福島高専・工学科の数学について【学習のポイント】
高専を卒業して就職する場合も,大学に編入する場合も,入社試験,編入試験を受けることになり,それに合格しない限り入社,入学とはなりません。入社試験や編入試験の際には,受験する企業や大学に在学中の学業成績を記したものを提出するのが一般的です。
学業成績をどのようにどの程度評価するかは企業や大学によって違いますが,その成績が入社・編入試験の合否に影響することは間違いないでしょう。このことからも,福島高専在学中の各科目の成績(優・良・可・不可)は重要になることから日々の学習が大切です。
そして,一部の筆記試験が無い科目を除いてですが,各科目の評価には定期試験の成績が大きく影響するものです。定期試験で良い点をとることが成績を良くする大きな要素です。
ここでは,数学の定期試験対策で大切なポイントをあげていきたいと思います。
科目を担当される先生の授業のしかたや問題を作成される先生の違いなどで,定期試験の難易度や内容など多少変わってきますが,どんな場合でも学習すべき基本的なポイントです。
<教科書の学習>(大日本図書の新数学シリーズ)
☆例題と問の習得
例題と問の習得は欠かせません。
学習した基本事項の理解が問われます。
☆各セクションの最後にある「練習問題」を解けるように
練習問題にAとBがある場合は,Bの方がAより難しい問題です。
難しいと言っても普通に定期試験に出題されています。
☆公式の導出や定理の証明ができるように
教科書にある公式や定理の証明は,できるようにして試験にのぞんでほしい。
公式や定理を忘れないようにする効果もあると思います。もちろん,公式を導出する問題や定理を証明する,書かせる問題が出題されることがあります。
<問題集の学習>(大日本図書の新数学シリーズ問題集)
☆BASIC,CHECKで学習
BASIC,CHECKは教科書の例題・問の習得に欠かせません。教科書の例題・問と少し異なる問題もあるので,それ自体取り組んでおく価値があります。
☆STEP UP
標準問題という位置です。教科書では扱われなかった解き方をする問題もふくまれます。BASIC,CHECKよりも難しいといってよいでしょう。もちろん定期試験に出題されることがあります。
いわき事務局 専属教師 杉山