宿題の選別のススメ
夏休みに入り、2週間が経とうとしています。宿題は順調に進んでいますか。自分で計画的に進めている人は問題ありませんが、まだまだ残ってしまっている人は、早めに何とかしなければいけません。夏休みの宿題は、4~7月の学習内容を整理するのに、非常に有効なものだからです。それを、解答を写したり、飛ばしながらやったりするようでは、後々、絶対に苦労します。なぜなら、テスト前や受験前に、復習をしなければいけないからです。そこで苦労するくらいなら、今のうちにしっかりとやっておいた方がいいと思いませんか。
しかし、時間も限られているし、なかなか進められないという人は、宿題を選別してしまいましょう。
その方法は、「受験勉強に必要かどうか」で、力を入れる宿題と適度に力を抜く宿題を分けるということです。
(やらなくていいとは言っていませんので、怒られない程度にはやってください)
例えば、以下のようなものは、力を抜いてもいいのではないでしょうか。
・教科書の例文を写す(日本語訳を写す)
・間違えた問題の解答・解説の丸写し
・読書感想文
・公式の丸暗記
賛否あると思いますが、教科書の例文がそのまま入試に出ることは、まずありません。解答・解説は、熟読し、理解すべきですから、丸写しは必要ありません。読書感想文は、読解力にも作文力にも、大きな影響はありません。(推敲や添削を繰り返すのであれば別ですが・・・) 公式の丸暗記も同様の理由で、公式を使えなければ意味はありません。こういう宿題が出ていた場合、そこは、適度に手を抜いてもいいのではないでしょうか。それよりも時間と労力をかけなければいけないものがあるはずです。
残り少なくなった夏休みですが、有意義な学習ができるように考えてみましょう。
福島事務局 尾形