最近、家庭ごみを捨てながら、周辺を30分ほどジョギング＆ウォーキングするのが日課になっています。シャワーを浴びてから、まずコーヒーをいれます。豆はマンデリン（深煎り）をミルで挽いて飲んでいます。この豆は、高校時代から通う福島駅前の喫茶店で調達するのですが、行くたびに店内の雰囲気に浸りながら、懐古的な郷愁により精神が浄化されます。

次に私が向かったのは、朝営業をしているラーメン店です。通称「朝ラー」。朝からラーメンを食べる習慣のことで、古くは喜多方市や静岡県旧志多方市で見られるそうです。

市内でも個人の店だけでなく、大手チェーン店も限定メニューを掲げ「朝ラー」戦線に参入していますので、私の「朝ラー」生活もさらに充実してまいりました。

ただし、人によっては「朝からラーメン？」という方もいることでしょう。炭水化物ダイエットをされている方からは見放されてしまうかもしれませんが、勿論、その前に野菜サラダを食べることも忘れてはいません。血糖値の上昇を抑えつつ、栄養のバランスですよね。

（こちらは塩チャーシュー麺。豚チャーシューを個人的にトッピング）

店内に入ると、老夫婦がにこやかに迎えてくれます。定番3種類の中から、塩ラーメンを注文。県外から取り寄せた小麦を使用した自家製麺が絶品です。まるでパンのような上品な甘味がたまりません。香ばしさが口いっぱいに広がり、朝から幸せ気分にさせてくれます。

「この小麦と出合わなかったら……ラーメンやってないよ。鶏でも豚でも魚介でもないスープをめざした」

と話すのは、この道ベテランのご主人。熱い「ラーメン愛」をうかがいながら、朝食を満喫して帰宅します。

こうした1日のスタートは、私に「時間の大切さ」を改めて実感させてくれるのです。

毎週日曜日は朝8時から授業をしていますが、生徒たちも教室に自習に現れます。家では集中できないので、来ているそうです。勿論、自分で何をやるかを決めて、家から教材を持参するのですから、自ずと計画的な学習になっているわけです。

こうした地道な努力が徐々に成績に現れてくると、自信がついてきて学習意欲も向上してきます。やはり、自分の行動そのものが「やる気」の源泉なのですね。

ある会社の社長が朝4時に起きて、その2時間後の6時からは異業種の社長と朝食＆情報交換。その後、出社するのがルーティンになっていると、自身の著書の中で書いておられました。ものすごい読書量もさることながら、年間に多数の本を出版される、そのエネルギーはどこから来るものなのか。私自身も「さらにがんばらねば」と、自らを鼓舞する毎日であります。

福島県家庭教師協会　郡山事務局　専属教師　村井眞一