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子どもが喜ぶ ☆ 家庭教師的おうち工作のススメ

先日、幼稚園児と小学2年生の兄妹のいらっしゃるご家庭で、工作をしました。

「楽しい」と非常に盛り上がりましたので、「もしも参考になれば」との思いから、ここに紹介させていただきます。以下がその作り方です。

 

⑴  作りたいもののイメージをイラストにします。色をつけるのもよいでしょう。

⑵   新聞紙を丸めたりねじったりしながら、作りたいものの形に近づけていきます。形が複雑なときは、ねじったすき間にはさむか、軽くのりづけしておきます。セロテープをたくさん使うと、後でのりがつきにくくなるので、注意しましょう。

 

⑶   おおまかな形が決まったら、その上からたこ糸や荷造り用のひもをぐるぐると巻きます。形を安定させるためですが、あまりきつく巻かなくても大丈夫です。子どもさんの力でできる巻き方で十分です。もしもたるみが出たら、ひもを一度切って部分的にしばり直すなどしてもよいです。

 

⑷   さらに、その上から習字用の半紙、または障子紙を手でちぎりながら、のりづけしていきます。お正月に残った書き初め用紙でも可です。

のりづけには、幼稚園や小学校低学年で主に使う白いのりを使いました。のりは水をつけて全体的に伸ばしながら貼りつけるか、液体のりを用いてもよいでしょう。水で伸ばした紙は、全体に水を含んだ状態でも構いません。そのまま貼りつけてください。

ただし、スティックのりは、乾きが早く粘りが強いので紙との相性が悪く、ここではあまり適していません。

もしも途中で手がべたべたしてきたら、よく洗ってからまた始めましょう。

 

 

⑸  1~2日、乾かします。表面が固くなったら大丈夫です。頭部と胴体は、わりばしを使って固定しました。また、足などの取りつけは、金属棒や針金などを使っており、胴体への接着は大人がサポートします。

ここまでの工程は、子どもさんだけでは難しいので、ご家族で話し合いながら、協力してつくるのもよいですね。

 

⑹  ここからは、子どもさんだけでもある程度、進められると思います。水彩絵の具で下地の色をつける段階です。筆の動きが鈍いときは、水を多くしてぬっていきます。

⑺   1~2日、表面を乾かします。ここからは複数の接着剤を用いて、さまざまな材料をつけていきます。つけるものに応じて接着剤は変わります。紙・木に適したボンド、プラスティックに適したボンドなどがあります。やや厚みのある紙であれば、写真用ボンドも使えます。小学校の下学年(1~3年)でしたら、金属の接着で瞬間接着剤を使う場面があれば、保護者が手伝ってあげたほうがよいですね。本体とダンボールの貼りつけには、両面テープを使用しています。こうした平面と曲面の接着に適しています。

 

 

 

⑻  自分の発想を広げながら、イメージを発展させ、ジオラマ的な背景をつくります。

⑼  できた作品についての物語をつくります。また、作品づくりの感想を書き加えます。

原稿用紙は、マス目の大きいものを使用しています。

① 物語

デラックスオオカブトという昆虫がいました。デラックスオオカブトは、うちゅうに住んでいました。ある日、デラックスオオカブトは、たびに出ました。だれも行ったことのないところに行きたいな、と思いました。たとえば、太陽やブラックホールが見たい。

さいしょは、太陽に行きました。そこには、おそろしい星人がすんでいたのです。次に、デラックスオオカブトは、ブラックホールができるまでまっていました。中に入ってみると、グルグルかいてんして目が回ってしまいました。

 

② 感想

ぼくは、デラックスオオカブトという昆虫を作りました。金ぞくやはりがねを使ってみると、じゆうにうごかせるようになりました。デラックスオオカブトのしっぽには、てきをにがさないように安全カプセルをつけました。

<授業後の考察>

最後になりますが、「デラックスオオカブト」の背景の「宇宙空間」は、実際の太陽系の惑星配列を図鑑で調べながらつくりました。その徹底ぶりがすばらしいです。「理科」の勉強になっていますね。しっぽにある「安全カプセル」には、サナギの格好をした乗り物が配置されています。こうした、派生イメージがきっかけで、主役のディテールが丹念に表現できています。

一方、幼稚園の妹さんですが、主役のネコの隣にいるのは、カラー紙粘土で作ったウサギです。何と餌を食べている様子まで表現できました。本当に生きている姿まで、リアルに想像することができましたね。背景には、ビーズの他に自分で折った折り紙も配置されていますね。自分の思いのこもった、ていねいな表現ができました。

2人とも、すばらしい集中力と発想力でした。感受性の豊かさに、非常に驚かされました。

このように、イメージが広がれば、子どもたちはどんどん先に進んで活動していくのですね。さらに意欲的になって、時間を忘れて取り組んでいきますよね。

「これ、どうやってつけるの?」という「接着」の際の疑問点を引き出し、解決法である「接着の仕方」を支援しました。単なる押しつけではなく、子どもが求めているときまで待って指導するのです。

私見ですが、教科の枠に捉われない、多種多様な活動を考え、それらを組み合わせていくことで総合的に身につく力もあると考えます。今回は、「工作」「絵」という非言語的表現から、言語的表現である「作文」までがワンセット。「図工」&「国語」&「理科」のような時間です。

自宅にいる時間が長い中、学校のように教科ごとの時間割をご家庭で組むのは難しいという場合でも、こういう教材ならば楽しくて、しかも長続きするのではないでしょうか。他にも多くの楽しいアイデアがあるので、ヒントとしてまた紹介していきたいと思います。

 

福島県家庭教師協会 郡山事務局 専属教師 村井眞一

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