令和2年度 福島県立高校入試制度の変更点
今の中学3年生から、県立高校入試の選抜方法が変わります。
長らく福島県で実施されていた
・1期選抜(推薦型)
↓
・2期選抜(一般入試型)
↓
・3期選抜(定員を満たしていない高校)
という3回の選抜方法から、
・前期選抜(特色選抜、一般選抜)(※特色選抜と一般選抜は同日に実施。同一の高校に限り併願での出願可)
↓
・後期選抜(定員を満たしていない高校)
という実質2回の選抜方法へと変わります。
「前期選抜(特色選抜)」が今までの「1期選抜(推薦型)」
「前期選抜(一般選抜)」が今までの「2期選抜(一般入試型)」
「後期選抜」が今までの「3期選抜(定員に満たない高校の再募集)」
に相当することになります。
選抜するタイミングが3回から2回へと変更となったため、今までは、
「1期で挑戦して不合格だったので2期は出願する高校を変更する」
などの受験計画なども組めましたが、今回からは、1期と2期に相当する前期選抜の特色選抜と一般選抜は、同じ日に実施され、その両方に併願で出願することはできますが、同じ高校への出願に限られますので、そういった受験計画は組めなくなります。
また、1期選抜の時には、調査書の点数と、実技(部活動型の場合)、小論文、面接で合否を判定するのがほとんどでしたが、新しい前期選抜(特色選抜)では、
「学力検査の点数」も、それらの点数に加えて合否を判定
するようになりますので、前期選抜(特色選抜)での合格を目指す場合も、当日の学力検査の点数を上げることが必須となりました。
また、特色選抜では、高校ごとに、ある一定のルールの中で選抜方法を定められるようになったのも大きな特徴です。
※例えば、特徴的なものとして、磐城桜が丘高校の特色選抜では、
「技能4教科の学習の記録を3倍し180点満点とする」、
「学力検査では理型は数理を2倍する、文型では国英を2倍する」
となっており、この場合、技能教科の評定が悪い生徒や、数理、または国英が弱い生徒は、ライバルに比べて点数差が大きくなる影響が出てきます。
受験する高校により選抜基準が違うため、自分にとって有利、不利と影響が出てきますので、今から、しっかりと自分が受験する高校の選抜基準を確認し、それを踏まえた対策をとるようにしておきましょう。
※↑クリックするとPDFファイルで開きます。
※選抜方法は5月時点のもので最終決定したものが11月以降に発表されます。
■各高校の詳細な選抜方法はこちら(福島県教育委員会へのHPへのリンク)
※移動した後、各高等学校名をクリックすると見ることができます。
令和2年度 福島県立高校入試日程
■前期選抜
・学力検査 令和2年3月4日(水)
・面接など 令和2年3月4日(水)~6日(金)
・合格発表 令和2年3月16日(月)
■後期選抜
・面接など 令和2年3月24日(火)
・合格発表 令和2年3月25日(水)