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ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)

みなさん、『ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)』という言葉をご存知ですか?

 

これは、OECD(経済協力開発機構)が2030年のあるべき学びの姿を示したもので、個人や社会のウェルビーイング(※1)の実現を目指し、私たちの望む未来(Future we want)に向けた方向性、複雑で不確かな世界を歩んでいく力を示しているのだそうです。

※1「ウェルビーイング」というのは、身体的・精神的・社会的に健全な状態を示している言葉で、簡単に「幸せ」と表現されたりします。

 

何のために学ぶのかというと、自分が幸せに生きるために学ぶと同時に、環境問題、貧困や格差、戦争など、地球上のあらゆる課題を解決できる力を身に付けていくために学ぶ、といった感じでしょうかね。

 

日本の教育においては、新学習指導要領がラーニング・コンパスと基本的考え方を共有し、連動して作られてきました。

最近よく聞く「アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)」や「探求型学習」も、ラーニング・コンパスと深い関係があります。

 

 

大学入試改革にも大きな影響を与え、大学入学共通テストが導入されたことも、学びへの意欲を積極的に評価する総合型選抜や学校推薦型選抜の割合がどんどん増えていることも、すべてつながっているように見えますね。

 

早稲田大学のように、募集定員全体の6割を総合型・学校推薦型選抜で採用しようという目標を掲げる大学も現れていますので、目が離せません。

 

今後は、偏差値的な学力より、「物事に主体的に取り組んでいく意欲」や「学んだことを人生や社会に生かそうとする姿勢」が重要視されていく社会になっていきます。

生徒のみなさんは、教師の決まりきった指導や指示をそのまま受け入れるのではなく、未知なる環境の中を自力で歩みを進め、責任をもって進むべき方向を自分で見出すことが大切です。

 

会津事務局 大竹

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