タブレットやスマホ利用による課題
最近、夜中にこっそりタブレットを使っているお子さんがいて、困っているというご家庭からお話を伺う機会がありました。
寝不足による学習への影響や、視力の低下も見られるようです。
会津事務局では、事務局とご家庭、担当教師で常に情報を共有する体制を整えていますので、すぐに担当教師から生徒に話をしましたが、あまりうるさく言われると生徒の居場所がなくなってしまうため、伝え方にはものすごく気を遣います。
こちらのご家庭とは関係ありませんが、教室(KATEKYO学院という当社の個別指導塾)での自習中に『調べ学習』と称してマンガや動画を見ている、というお子さんも増えてきました。
本当に調べ学習をしているのか、そうでないのかを見分けるのは難しいのですが、教室のスタッフが席の側を通ると急にスマホを裏返したり、自習席の仕切りの上からちょっと顔を出してミーアキャットのようにキョロキョロと辺りを警戒したりして、行動が怪しいお子さんはすぐに分かります。
こうしたお子さんに対しては、その場で指摘することはしませんが、定期的に行っている保護者との面談の際にそれとなくお伝えして、ご家族で自習中の過ごし方について話し合ってもらう機会を設けたりもしています。
私たちが『ああしろ』『こうしろ』言うのではなく、生徒に気付いてもらって、自ら行動を見直すきっかけを与えることを心がけています。
保護者は、お子さんが教室に来て勉強をがんばってくれていると思っていますので、私たちとしては、そうした保護者の思いを裏切る行為を放置できません。
学校から貸与される学習用端末も、有害サイトは見られないように制限がかけられていますが、ユーチューブの視聴やゲームなどはできてしまい、困っている学校も多いと聞きます。
学習以外の目的外利用は、本当に難しい問題です。
スマホやタブレットを使わない生活というのは考えられない時代ですので、健康への悪影響にも気を付けながら、うまくコントロールして使っていただきたいですね。
気付かないうちに時間を奪われてしまうスマホやタブレット端末の利用を自ら制限して、どうやったら勉強に集中できるか悩み、自ら行動に移している生徒さんもいますので、頭が下がります。
福島県家庭教師協会 会津事務局 大竹