【福島県 高校受験】Ⅱ期選抜試験 傾向と対策 <数学>
〇数学の傾向〇
計算問題(大問1、大問2)
標準問題(大問2、大問3、大問4、大問5)
総合問題(大問6、大問7)
計算問題は基本的な計算問題が中心です。
標準問題は教科書に載っている定理を理解し、活用できるかを確認する問題です。
総合問題は文章の内容を整理し、時には各単元の内容を融合して考えられるかを問う問題です。
〇数学の対策〇
(平均点を目標とする場合)
平成30年度の数学の平均点が24.5点となっておりますが、平均点を目指す場合、計算問題、標準問題が解ければ安定して平均点を取得できます。そのために行うことは3つあります。
①基本的な計算問題を毎日解いて練習すること。
②教科書の定理に関する記述をよく読み理解し定理を覚えること。
③短い文章題を繰り返し解くこと。
以上3つです。この3つは言い換えれば、学校のテスト対策の勉強を徹底的に行うこととも言えます。その場限りでなく後々まで実施した内容ができるように、丁寧に学校のテスト対策の勉強を行うことが重要です。
(30点台を目標とする場合)
30点台を取る際の割合容易な点数の取り方としては、計算問題(大問1、大問2)、標準問題(大問2、大問3、大問4、大問5)、総合問題のそれぞれの大問における最初の1問目(大問6、大問7の最初の1問目)が解けるようになれば30点台を取得できます。大問1、2のミスを無くし、大問3,4,5を7割以上解け、大問6,7を3割以上解ける、というものが大方の30点台の取り方と言えます。
次に30点台を取得する対策をお伝えいたします。計算問題と標準問題対策として、教科書のまとめ問題と章末問題、学校ワークを繰り返し解くことです。その上で過去問を丁寧に振り返り解き直すことを3年分実施すれば30点台を取得できます。それを実施しても30点台に達しなかった場合は、これまでの実力テストや模試を復習するとよいです。特に大問4,5では連立方程式、図形の証明、1次関数が問われることが多いのでこれら領域のうち1~2つを重点的に勉強し、応用レベルまでできるようにすると点数が安定します。
(40点台を目標とする場合)
40点台を目標とする場合、大問6、7の最後の問題は9割以上の生徒が得点できていないので他のところで確実に得点することが必須になります。
対策としては30点台の生徒で示したものに加え、過去問をさらに5年分解き、そちらでわかった苦手の総合問題を丁寧に練習することです。人によって得意不得意はありますが、特に立体図形と三平方の定理や相似を融合した問題は難しいのでこちらは他の領域で得点できるようになってから勉強するとよいでしょう。
(全体的な対策)
数学の勉強は特に自分の頭で考え、納得することが重要で、集中力を必要とします。その分他の科目と較べ同じ時間あたりの疲労も大きいのかと思います。あまり疲れていない状態で集中しきれる時間を自分で確認し、毎日少なくとも30分は数学に集中しきって勉強することをお薦めします。
相馬事務局 大槻 真之先生