【中学生】夏休みの勉強について

6月も終わりが近づき、たいていの中学校では期末テストが終わった頃かと思います。
さてもうすぐやってくる夏休み、みなさんはどのように過ごすつもりでしょうか?
遊び、部活、勉強、旅行など、想像するだけでも嬉しくなっちゃいますよね。
今回はもうすぐ夏休みを迎える中学生に向けて、学年別に勉強面でどのように過ごしたらいいかを学年別にアドバイスしていきます。
中学1年生
中学生になってやっと1学期が終わりました。
どうでしたか?日々の生活を送ってみて、小学生の時とはいろいろな面で違うことがわかってきたのではありませんか?
例えば、小学生の時にはすぐに終わった宿題や課題なども、中学生だと内容が難しく、また量も多くて思ったように進まず大変ではなかったですか?もしそう感じたなら、それが小学校と中学校との違いです。
みなさんはこれからもそういう中学校生活を3年間送るわけです。
夏休みは自分の中にある小学校時代の感覚と、現実の中学校生活とのギャップを埋めるための時間に充てましょう。
勉強面では、どのくらいの時間勉強すると、どのくらい進むことができるのかを知ることから始めるといいと思います。
具体的には1時間勉強したら、教科書やワークで何ページ分進むことができるのかを把握することです。
またそのときの疲れ具合を感じておくと、あと何時間は勉強できるかということも自然とわかってきます。
自分のことを知って、うまくコントロールをして、2学期以降に備えましょう。
中学2年生
中学校生活もすでに1年が過ぎ、下級生も入ってきて今が一番楽しい時期ではないかと思います。
しかし、その楽しい時期こそ気が緩み、足元をすくわれやすい時期でもあります。
夏休み中は、まずは中学1年生で習った内容の復習をすることをおすすめします。
特に数学・英語の両教科はよく「積み重ねの教科」と言われていて、1年生で習ったことをベースにして2年生の問題が作られています。もし、1年生1の内容がよく理解できないままでいると、この先の内容も連鎖的にわからなくなります。
それは3年生になっても同じです。高校受験まではまだ2年近く時間がありますが、今のうちにやれることはやっておきましょう。
まずは1年生の復習から。勉強に近道はありません。コツコツ進めていくことが大事です。
中学3年生
高校受験まですでに1年を切っています。
部活動をしていたみなさんも、中体連をメドに引退した人も多いでしょう。あとは受験に向かうだけです。
そんな3年生には夏休みの勉強として、中学1、2年生のときに習った内容の復習を強くおすすめします。
主な理由は2つあります。1つは、中学2年生向けの内容でもお伝えしましたが、数学・英語が「積み重ねの教科」であるために、3年生の内容は1、2年生の内容をベースに展開されているからです。1、2年生の内容がわからないのなら、3年生の内容は事実上理解できないということです。
2つ目の理由は、県立高校の入試問題は6~7割が中学1、2年生の内容で構成されているという点です。みなさんが1年生や2年生で習った内容は、当時は難しくて理解できなかったかもしれません。しかし3年生になった今もう一度やり直してみたら簡単に感じるのではと思います。
すでに一度習っていますし、ある程度記憶も残っているでしょう。その1、2年生の内容をしっかり勉強し直すことで、高校入試で6割取れたら希望が見えてきますよね。
この夏休みは受験生である中学3年生にとって貴重な夏休みです。メリハリをつけて大切に過ごしてください。ちなみに高校入試で6割は点数で言うと150点、高校名で言えばいわき光洋高校の合格ラインです。
以上、中学学年別夏休みの過ごし方アドバイスでした。
福島県家庭教師協会では、夏の夏期講習を受付中です。充実した夏を過ごしたい生徒さんにお勧めです。