福島県立高校入試の倍率について
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先ほど、福島県立高校入試の最終倍率が発表されました。
昨年度との比較も併せて紹介したいと思います。
高校(学科) 今年度倍率(昨年度倍率)の順で記載します。
福島(普通) 1.05倍(1.05倍)
橘(普通) 1.11倍(1.30倍)
福島商業(情報ビジネス) 0・89倍(1.24倍)
(経営ビジネス) 1.15倍(1.36倍)
(会計ビジネス) 0.96倍(0.73倍)
福島明成(生物生産) 1.00倍(0.96倍)
(環境土木) 0.65倍(0.78倍)
(食品科学) 1.00倍(1.13倍)
(生産情報) 0.68倍(0.55倍)
福島工業(機械) 1.04倍(1.11倍)
(電気) 1.05倍(0.95倍)
(情報電子) 0.93倍(1.10倍)
(建築) 1.00倍(1.10倍)
(環境科学) 0.78倍(0.68倍)
福島西(普通) 1.31倍(1.48倍)
(デザイン科学) 1.18倍(0.63倍)
福島北(総合学科) 0.87倍(0.95倍)
福島東(普通) 1.12倍(1.23倍)
福島南(文理) 1.11倍(0.99倍)
(国際文化) 1.03倍(1.25倍)
(情報会計) 1.35倍(0.95倍)
川俣(普通) 0.40倍(0.55倍)
伊達(普通) 0.65倍(0.54倍)
安達(普通) 0.96倍(0・90倍)
二本松実業(機械システム) 0.95倍(0.68倍)
(情報システム) 0.88倍(0.80倍)
(都市システム) 0.85倍(0.73倍)
(生活文化) 0.83倍(0.90倍)
本宮(普通) 0.73倍(0.53倍)
(情報会計) 0.75倍(0.53倍)
考察
全体の倍率としては、そこまで大きく変動しなかったというのが率直な感想です。受験生の数が減っているので、まんべんなくばらけていると思います。気を付けたいのは、「高倍率だから入りにくい」「低倍率だから入りやすい」と、単純には言えないところです。資料の整理の単元で習ったと思いますが、どういった成績の生徒たちが集まっているのかということが重要になります。そこは高校によっても変わってくると思いますので、教室の先生に聞いてみてください。
また、毎年話をするのですが、「定員割れ」イコール「全員合格」ではありません。高校ごとに基準点を設定していますので、それを下回った場合、定員割れしていても不合格ということは十分に考えられます。油断しないようにしたいですね。
中1・中2の皆さんへ
見比べてもらうとわかるのですが、昨年度高倍率だったところが低くなり、低倍率だったところが高くなる傾向があります。これは、今年度に限った話ではなく、昔からみられる現象です。年によって志願者は変わりますので、倍率も全く違うものになるはずですが、進路指導の段階で、前年度の倍率が低かったところを勧める指導が多いのが原因だと思います。
ただ、高校を選ぶときは、倍率ではなく、「何をしたいか」「どこに行きたいか」で選んでほしいと思います。そのためには、早めの準備が必要です。今、多くの中学3年生は「もっと早くから準備をすればよかった」と思っています。そう思ってほしくないから、早め早めに受験を意識できるように話をしていくのですが、悲しいことに毎年繰り返されてしまいます。
1人でも多く、早めに生活を見直して、いいスタートが切れることを願います。