県立高校入試の内申点の計算方法
福島県立高校入試において、内申点の割合は非常に大きくなっています。特別な条件を付していなければ、内申点は250点になり、学力テストと同じ点数ということになります。
中学3年生には、この内申点の計算方法をお伝えしていますが、受験生以外にはお伝えしていなかったので、計算方法をお知らせしようと思います。
通知表の評定を確認する
まずは通知表の評定(1~5)の確認です。
その時使用するのは、学年末の評定です。よく見ると、上の部分に「学年」と書いてあるケースが多いです。
①国語・社会・数学・理科・英語(外国語)の主要5教科
この5教科は、そのまま評定が点数になります。つまり評定が「3」なら、内申点は「3点」です。
②保健体育・音楽・美術・技術家庭科の実技4教科
実技科目は、評定が倍になります。音楽が「4」だったら、内申点は「8点」です。
上の点数を合計すると、1年分の満点は65点になります。それが3年分になるので、通知表の評定から195点満点の点数が出せます。
まずはそこまで計算してみてください。1・2年生は、まずは出ているところの分で計算してみましょう。
特別活動の記録
次に特別活動の記録です。具体的な内容としては、
①学級活動
②生徒会活動
③学校行事
④その他の活動
の4項目です。皆さんが頑張っている部活動は④のその他の活動ですね。ここは、高校ごとに点数化しますので、基準は不明です。学校によっては、ここを点数化しないと明記しているところもあります。
ここが55点満点となります。意外と大きいので、学級の係や生徒会の活動は、しっかりと取り組んだ方がいいですね。
合計する
通知表の評定で195点満点で、特別活動の記録で55点満点ですので、合計すると、250点となりますね。
これが内申点です。
ちなみに内申書を張り付けておきますので、特に項目を見てほしいと思います。
- テストの順位は記載されない(記載する欄がない)
- 遅刻数は記載欄がない
- 欠席数はある
よくテストの順位が内申書に記載されるといった噂を耳にしますが、実物を見れば、誤った情報だということが分かりますね。
学年末テストは、内申点の観点からみても重要なテストです
1年を通しての評価が重要ですが、集大成となる学年末テストの内容が反映されないはずがありません。終わりよければ・・・といわれるように、最後のテストはしっかりと得点したいところです。
KATEKYO学院では、テスト対策も行うことができます。時間が足りなくても、できることはたくさんあります。不安なところがある人はぜひご相談ください。