「逃げちゃダメだ・・よね?」
前にもいったよね?ちゃんと確認したの?と言われても本当に記憶にない、うっすらと言われたような気もするけど・・・どれを確認していいのかもわからない。それなら!となんとか手書きのメモを書くと、メモをなくす、そもそもメモに取ったことを忘れる。そうだ!スマートフォンに入れておこう!とやってみるも、スマホを見ない。結局また同じことを繰り返して叱られる。それが別のことでも叱られてたいら胸がキュッとなってしまいます。
繰り返すうちにもうダメだ・・・。私はポンコツなんだ・・・。もう嫌だ・・・。と失敗体験が積み重なって、ほかのことも出来ないような気がして、ついには全部投げ出してしまう。
どうせ何やっても叱られるなら何もやらなくていいや、と碇シンジ君状態に。
このような考えに陥りやすい人は多いと思います。
相談しようものなら、定型文のように「嫌なことから逃げてもいいんだよ」と返す大人も多いです。
逆に「あまったれるな!気合いだ!注意力が足りない」と返されても、はぁそうですか、で終わってしまいます。
「やる気あるのか!ないならやめちまえ!」なんて怒鳴られでもしたら「ないよ!そもそもそこまで言われることしてない。」と逆効果です。
人によって心に響く言葉は違いますが、仕事や勉強でこの思考から脱出するために一番効果があったのは次の三つでした。
- 成功体験を1つ作ること。
- 逃げるを選ぶときは、逃げ道を確保してから素早く逃げること。
- 周りの人に頼ることをためらわないこと
勉強の苦手意識は、よくない評価を学校や家庭で下される、勉強するけど成績が上がらない、自分は一生懸命やっても努力は評価されない、もうやりたくないという手順で出来上がります。メモ忘れて怒られて・・の流れと全く同じです。この流れを断つには言葉一つでは到底できません。
勉強の苦手意識を改善するために、じんわり効果が出る方法は①番です。学校の小テストでパーフェクトを狙ってください。単語を全部あてる、計算の時は外さないところから始めてみましょう。教科書や指定ワーク、プリントから出題されることが多いので取り掛かりやすいと思います。いきなり定期テストで100点取るなど途方もない目標を定めると苦しくなってしまいます。まずは小さな成功を増やしていきましょう。
どうしても続けるのがつらい場合、②の逃げ道を確保して逃走も有効です。国語や社会はできるけど、数学は本当にできないなど特定の科目ができない場合はできる問題だけ外さない練習を重ねて難しい応用問題はやらない、その代わり社会は高得点とるなど、やらない選択をした場合はそのほかで補うことを忘れないでください。
そして③番。悩みに悩んだときは、自分の世界に引きこもってしまいがちです。だれかに悩みを遠回しにでも言ってみること。自分で決断できないときは意外な人が背中を押してくれるときがあったりします。変な思考回路に陥ってしまったら、文字ではなく自分の口から告白するのが一番冷静になれます。勉強の悩みはカテキヨーで思う存分吐き出していってくださいね!