「アナログとデジタルのあいだ」~楽しければ自ら向上できるか?
「デジタル」と「アナログ」が混在した現代は、さまざまな融合、コラボレーションが存在することも特長で、時代の醸し出すエキサイティングな空気感は、未来の教育を想像するきっかけとしても、非常に楽しくて仕方がありません。早朝にある種の興奮で目が覚め、パソコンに向かってしまうほどワクワクしています。実は、世の中に遅れないようパソコン操作の時間をつくることを自らに課して、なるべくキーを叩くことを心がけております。
昭和生まれは 努力して「デジタル」 平成生まれは おもちゃが「パソコン」
最近、「ズーム」というアプリで「オンライン授業」も経験し、大学合格者も出しましたが、対面の個別指導と遜色のない指導効果を実感した次第であります。まだまだ「オンライン授業」への世の中の理解は、十分に浸透しているとは言えませんが、少なくとも私は、withコロナ時代の学習フィールド、生徒の学びの場として大きな期待を寄せています。
現代社会の中で、自らの手足・頭脳の拡張ツールとしての「デジタル」ではなく、感覚器官や脳神経の代替表現という独創的な価値を見出せるならば、双方向性のある相互コミュケーションとして活用できるばかりか、未知の「授業」の創造という可能性にまで至れるかもしれません。「『授業』の質をいかに向上させるか」にアイデンティティを投資してみたい。
デジタルなシステムやコンテンツに人が管理・淘汰されるのではなく、「人間こそが教育力」という信念を貫き通し、人の意志や心が感じられるような指導に、最前線で関わりたいですね。未来を生き抜くための「学び」の努力と楽しさを、生徒に伝えていきたいものです。
福島県家庭教師協会 専属教師 村井眞一