『できる教師』とは?
唐突ですが、『できる教師』といったら、皆さんはどんな先生を想像しますか?
『できる』というのが何を指すのか明確ではありませんが、その辺はあまり深く考えないで、身近な小学校・中学校・高校などの先生で考えてみてください。
おそらく、『教え方が上手い先生でしょ?』というご意見が最も多いのではないかと思います。
もちろん、これも『できる教師』の条件の1つです。
ちなみに、『できる教師』の条件はもう1つあって、その条件とは
■学級経営が上手で、学級に安心・安全な雰囲気を作ることができること。子どもたちが、安心して毎日過ごすことができるような環境を作れること。
だそうです。
これも当たり前のように感じますし、どなたも納得される条件かと思います。
では、ここまでに挙げた2つの条件を兼ね備えた教師は、一体どのくらいの割合でいるのでしょうか?
☑力量の高い、優秀な教師…2割
☑得手不得手はあるものの、総合的に見れば一般的な力量の教師…7割
☑力量の低いダメ教師…1割
20年以上、学校の先生のカウンセラーを務めてきた方のあくまで実感のようですが、指導力があり、且つクラスを上手くまとめ、子どもが安心して過ごせる環境を作れる教師はたった2割しかいないのですね。
みなさんの実感に近いでしょうか?
ちなみに、私の息子が通う学校に、どの保護者に聞いても『●●先生は本当にいい先生だよ』、『他の学校に行かないでもらいたいね』という声が返ってくる先生がいました。
息子の部活動の顧問でもあり、『今日●●先生に怒られたけど、先生の怒り方には愛があるから、怒られても全然嫌な気持ちにならない』と言っていたのを思い出します。
同時に、『お父さん(私)に怒られると本当に腹立つから、一体何が違うんだろう?』とも言われてしまいましたが…。
子どもを一つも嫌な気持ちにさせない怒り方が出来る●●先生、本当に尊敬します。
残念ながら、今年の異動で他の学校へ転任されてしまいましたが、指導力も高くて、クラスも部活も見事にまとめ上げた素晴らしい先生でした。
家庭教師、塾教師の先生をお客様にご紹介するのが私たちの仕事ですが、単に指導力があるというだけでなく、生徒さんが安心して勉強できる環境づくりにも気を配ることができる、そんな『できる教師』をたくさん育てていかなければならないと改めて感じました。自分もですが…。
会津事務局に所属する教師と『できる教師』率100%を目指して、どのお子さんも安心して学べる教室を作って参ります。
(参考文献:教師の資質 できる教師とダメ教師は何が違うのか?)
会津事務局・教務部 大竹