学習計画の立て方
計画を立てて勉強しなさいと言われても、どのように計画を立てればいいのでしょうか。勉強の仕方には個人差があるので、一概にどういう計画の立て方が正しい、ということは言えないのですが、立て方のコツはお伝えすることが出来ます。
目標から逆算して考える
勉強をするときに一番気をつけたいことは、目先のものにとらわれて、行き当たりばったりでやってはいけないということです。そういう勉強の仕方をしてしまうと、最後の最後に間に合わないという事態に陥りかねません。それを防ぐには、最終目標から逆算して計画を立てることが有効になります。3つの段階に分けて説明していきます。
① 長期計画
最終目標とその期限を設定します。
- 「来年の3月に〇〇高校合格」
- 「学年末テストで50位以内」など
② 中期計画
上の長期目標から逆算する形で、2~3ヶ月単位での目標を決めます。
(例)
- 8月末まで 基礎の確認を済ませる
- 9月・10月 苦手単元を徹底的に練習する
- 11月・12月 模試の結果で抜けているところを確認
- 1月・2月 過去問題とテスト形式の問題をこなし、時間配分を確認
- 3月 本番
③ 短期計画
中期目標を達成するための1週間単位での計画を立てます。
ここで気をつけたいことは、あまり詰め込みすぎないことです。1日くらいは予備日を設定してもいいかもしれません。
(例)
- 月曜日 1年生の復習①(数学)・歴史(~平安時代)
- 火曜日 1年生の文法①(英語)・植物(理科)
- 水曜日 文法の確認(国語)・1年生の復習②(数学)
- 木曜日 1年生の文法②(英語)・地理(世界地理)
- 金曜日 1年生の復習③(数学)・詩歌の表現技法(国語)
- 土曜日 学校の週末課題・1年生の単語確認(英語)・身の回りの物質(理科)
- 日曜日 1週間のまとめ・予備(できなかったところをやる)
このように目標から逆算して考えると、計画は立てやすくなります。ただ、自分の状況などを客観的に見ないといけないので、自己分析も重要になります。また、計画通りに実行できることが一番ですが、その通りにできないことの方が多いと思います。その時は、そのままにせず、計画を修正するようにしましょう。あまり計画から外れてしまうと、やる気もなくなってしまいます。進み具合と、テストの結果などから、修正しながら進めていくようにしましょう。
福島事務局 尾形